離島に移住するまでの私は、カヤックを車載して遠征することが多かったのですが、その際、宿泊は車中泊となりますので、何かと電気の力があった方が便利です。

今までの遠征ではポータブル電源(suaoki G500)を自宅で充電して対応していたのですが、必要最小限の電気を使っても季節にもよりますが1~2日で電気が枯渇していました。
フレキシブルタイプのソーラーパネルを購入するも・・・
もう少し長い時間、電気の力を使いたいという思いから、フレキシブルタイプのソーラーパネルを購入しました。
フレキシブルタイプのソーラーパネルは軽く、加工が容易だと考えていたんですが、それは甘い考えでした。
そもそもの目的を達成するには、車の屋根上にソーラーパネルとカヤックを同時に積載できなければなりません。
結構な時間をかけ、色々な車載方法を考えましたが、私の結論としては、かなり厳しい、、、というか無理。
フレキシブルタイプのソーラーパネルをキャリアバーに何らかの方法で取り付けるとなるとカヤック積載時に影響があったり、フレキシブルタイプのソーラーパネル自体を加工しなければならなかったりと私的にかなり難易度が高い。
困った時のYouTubeで検索しても、ほとんどの方が「車の天井に貼り付ける」方法をとっていましたので、私の場合、「高速道路を走ることが多い」「ソーラーパネルを容易に取り外せない」という理由で採用できませんでした。
ソーラーパネル「RENOGY 100W」購入
フレキシブルタイプのソーラーパネルではもうアイデアが浮かばないので、普通のソーラーパネルで取付方法を熟考し、当時、評判が良かった「RENOGY 100W」を購入することにしました。

※ 四隅の白いのは梱包時の発泡スチロールです。
発電量チェック
まずはソーラーパネルの発電量チェックしてみます。

ちょっと陰がパネルにかかってますし、曇りの合間の晴れ間なので、発電量はどんなものでしょう。

たったの23Wしか出ていません。
パネルの角度を変えてみるとすぐに倍近くの発電量になりました。

写真はありませんが、もっと角度を変えると80W近くまで出ましたので、不良品でないことが分かりほっと一安心です。
ただ、車載時は角度をつけることができませんので、仕方のないことですが発電効率は悪そうです。
キャリアバーの加工作業
ステーで取り付けますのでキャリアバーとパネルの側面に穴を開ける位置を決めます。
まずは、キャリアバーの金属の厚さチェックをします。

金属の厚さは2mm程度でしょうか。
これなら何とか開けられそうです。
早速、ステーなどを買いにホームセンターに行きます。

2mm厚の鉄板に穴が開いてますので、この穴を利用します。
4枚購入しました。
4点で税込528円

ターンナットです。
キャリアバーとステーの取り付けで使います。
4点税込1,500円

ステンレス製のねじです。
2点税込346円
その他に、鉄工ドリルの刃やステップドリルなどを購入しました。
ステーの取り付け位置を決めましたので、まずは一番の難関になりそうなキャリアバーへの穴開けを行います。
ターンナットを入れるための穴が8mmなので、小さい下穴から開けていきます。
まずはドリルの刃1.5mmから始めましたが、下手糞なので何個か穴を開けたところで折ってしまいました。
下穴を2mmで開けるしかなくなったのですが、むしろ2mmで開けた方が開けやすかったですね。

下穴を開けるのが少々時間が掛かりましたが、下穴さえあけてしまえば穴を拡張する工程はすぐに終わりました。
この穴2つをあと4箇所開けています。

ターンナットを入れてみるとピッタリです。

ステーをねじで付け、ガッチリ固定できました。
これでキャリアバーとステーの取り付けは完了です。
次にソーラーパネル枠とステーを取り付けます。
ここまで順調に進んでいたことが自分なりに怖かったのですが、案の定、ここでやってしまいました。
穴が増えているのがおわかりでしょうか。
既存の穴ではソーラーパネル自体に当たってしまうことが判明したので、既存の穴よりもちょっと上に穴を開けなければならなくなったのです。
ソーラーパネルの枠はアルミ製ですので簡単に開けることができました。
この辺の写真を撮り忘れていました…。
組み立て作業

いきなり、キャリアバーとソーラーパネルの取り付けが完了した写真となります。

キャリアバーの脚とカヤックリフターの取り付けをしました。
これを車に乗せて固定すれば設置は完了です。
車載作業

設置完了しました。
あとは配線となりますが、コードの長さが足りませんので、とりあえず作業はここまでとなります。
コードは注文しましたので、届き次第、配線作業をしたいと思います。
配線作業

Amazonで注文した延長コードが届きました。
5mの2本セットです。
Amazonで2.010円
コードの両端にMC4型コネクターが付いているものを購入しました。
あとは、ソーラーパネルのコネクターと延長コードのコネクターを取り付けて車体に這わせれば完成します!

車体を這わせるために↑を購入しました。
屋外用ステンレスステッカー 2点 税込916円
コードを這わせること自体は、何も難しいことはありません。
写真のみで説明はありませんが、こんな感じです。



発電量チェック

車庫の中ですが、発電量を見たところ、46Wでした。
写真はありませんが、この後、車を移動して、太陽の下で発電量を見たところ、60Wを超えていました。
自分的には十分満足です。
今回の作業で掛かった費用
ざっと今回、ソーラーパネルを車載するのに掛かった金額を書きたいと思います。
RENOGY 100W 10.900円
4点で税込528円
2点税込346円
4点税込1,500円
5mの2本セット Amazonで税・送料込2.010円
2点税込916円
以上 合計16.200円
となりました。
現在は、物価高騰で何でも高くなっているのでもう少し金額が高くなるかもしれません。
これから、ソーラーパネルを車載する方の参考になれば幸いです。
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